インドで語り継がれる伝説的映画の本作をさらに楽しむための注目ポイントを紹介!そして、メイキング写真も到着!

この度、本作をさらに楽しむための注目ポイントと新たにメイキング写真を公開いたしました!

今回ご案内する情報は、ラージャマウリ監督にとって長編2作目、NTRジュニアとの2度目のタッグ作品である本作が、なぜ後の『バーフバリ』『RRR』へと続く“スペクタクル演出”の原点と呼ばれているのか、を解説しております。

また、2003年当時のラージャマウリ監督とNTRジュニアが写る貴重なメイキング写真を公開いたしました!

日本初上陸の本作にぜひご注目ください!

★注目ポイント①★
 『シンハードリ』には、後の『バーフバリ』『RRR』に通じる演出やテーマの“原点”が随所に見られる。
 例えば、『バーフバリ』で描かれる群衆の中での乱戦や、英雄が民衆を守る構図は、本作のクライマックスにすでに現れている。
 また、『RRR』で印象的だった“正義のために暴れる男”という主人公像も、シンハードリの行動原理に通じるものがある。さらに、ラージャマウリ監督特有の“宿命に導かれる英雄”というドラマ構造も、本作で確立されている。
 一方で、『シンハードリ』は後年の作品と異なり、より人間的で情緒的な描写が多く、家族や忠誠、秘めた思いといった内面の葛藤に焦点が当てられている点が特徴的だ。
 スペクタクル性よりも人間ドラマに重きを置いた構成は、観客に深い共感を呼び起こし、ラージャマウリ作品の“感情の核”を感じ取ることができる。まさに、彼の演出哲学の出発点とも言える一作だ。

★注目ポイント②★
 2003年に公開された『シンハードリ』について、映画の興行収入に関する報道はいくつか出ているが、正式な発表はまだ行われていない。しかし、業界関係者の推定によると、興行収入はおよそインド国内で₹56 crore(約5億6千万ルピー)に達したとされている。
 これは当時の為替レート(1INR ≒ 約2.3円)で換算すると約12.8億円に相当し、テルグ映画として年間2位・歴代3位の興行成績を残す大ヒット作となった。
 さらに2023年、主演NTRジュニアの誕生日(5月20日)に合わせて、4Kリマスター&Dolby Atmos音響による再上映が実施され、再び注目を集めた。再上映は世界1000館以上で展開され、初日だけで約₹4.6 crore(約9,800万円)の興行収入を記録。これは再上映作品としては異例の数字であり、同カテゴリでの記録を更新した。
 また、世界最大のIMAXスクリーン(オーストラリア・メルボルン)での上映も実現し、インド映画としては異例のグローバル展開となった。この再上映は、ラージャマウリ監督とNTRジュニアの原点を再評価する機会として、ファンや映画関係者から高い支持を得ている。

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